第5回
気分とフレーズについて僕の経験と思い出を元に書きます。
スクラッチ上達の心得 ⑤ |
まず、ある程度練習を積んだ状態だとします。家で即興でスクラッチ練習していると、覚えたフレーズや気に入ったフレーズがポンポンっと出てきます。もちろんたくさんフレーズがあると色々出来ます。そんな中、たまに自分でもびっくりするような妙にかっこいいフレーズが出てくることはありませんか?
あれは一体なんだったんだろう?どうやったっけ?確かこんな感じで…。うーむ。忘れちゃった…。
だいたいこんな状態になると思うのです。
僕の経験上、普段はあまり頻繁に遊ばない友達の家に何人かで集まって、交代でこすってる最中とかに「今のこすりかっこいいね!」「おおー!」「うわー、今のやられたー」とか褒めたり褒められたりしているまさにその瞬間!「ありがとう」「え?今のそんなにかっこよかった?」「だったらこんな感じのもあるよ?」という感じで、スクラッチしながらも音とは関係ないことを考えたりしていたりする状況があるのです。
いつもは、次はこのフレーズ、フレーズ、フレーズ…とギュウギュウになってる脳みそが、別の事を考えてるその時にこそ新たなフレーズが産まれてるのではないかと思うのです。
誰かとこすってるほどよい緊張と褒められた喜び、一人で家で練習してる状況とはかけ離れた環境、わざわざ電車で出かけてる自分の状態、それらが混ざってなんとも言えない嬉しい気分になれているんだと思うのです。
帰り道の電車の中なんてきっと充実感でいっぱいですよ。
普段は家で夢中にこすって、たまに会う友達の家に行ってみよう。そういう経験をたくさん積むと2倍上達間違いなし!なんじゃないかなと思ってます。
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