2014年5月3日土曜日

スクラッチ上達の心得 ⑧


【時には大胆な方法で!】

第8回

マンネリと楽しさについて僕の経験と思い出を元に書きます。

スクラッチ上達の心得 ⑧

どうしても同じ繰り返しのパターンから抜けられない。もうマンネリで飽きてきたよ。なんてことは当然ありますよね?


おそらく3年とか4年とか練習した方は、だいたいそんな風に感じてしまうのではないかと思うのです。


もちろんこの「スクラッチ上達の心得」シリーズにたくさん色々な方法を書いてきました。そのお勧めはきっと役に立つはずだと思っています。それを実践していただきたいと思ってはいます。


しかし、僕はどうしてもマンネリになってしまった時や、これ以上練習を続けると自分のスクラッチが悪くなると思ったときは奥の手を使います。


それは「練習を徹底的にやめる」ということです。誤解の無いように言いますが、上達のために練習をやめるのです。僕は2ヶ月くらいはやめます。といっても塾があるので一生懸命練習しないという程度です。そのかわりよくスクラッチのことを考えるようにします。そして、自分がどういうスクラッチでマンネリしてたのかをぼんやり忘れるのです。


そうして、久々にスクラッチを頑張った時には楽しさを感じられます。さらに、今までどんな風に擦っていたか思い出そうとしてる時に(頭で)若干面白いアイデアがひらめいたりしますし、何より自分が上手くスクラッチ出来てかっこいいと思えたりします。


要するに楽しくなるのであります。


この「練習しない練習法」は、技の安定感やリズムにちゃんと合わせてできる上級者向けです。


手が勝手にやっちゃう音を聞いている状態=マンネリ、頭で考えた音を出そうとしてる状態=楽しいアドリブ、ということなんじゃないかと思います。これは、手が動きやすくなり過ぎてる状態を一度少し不自由にさせる作戦です。


そのまま飽きちゃって本当にやめないようにしっかりスクラッチのことを考えて過ごすというのがとても大事です。

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